6地宝の郷土資源「生ゴミ」

 毎日、調理すれば、必ず出るのが生ゴミ。都市部では、道路に散乱した生ゴミをカラスが突っつく光景も・・・。もちろん、田舎でも田畑にそのまま撒くのはNGです。そんな生ゴミも堆肥にすれば、大地に還る有効な資源になります。堆肥化する際に注意することは水分です。外に置く「コンポスター」(生ゴミ堆肥化容器)に、ただ投入するだけでは腐敗して悪臭を放ち、ハエなどの不快虫を呼んでしまいます。

 ポイントは、「落ち葉」や「もみ殻」も入れること!生ゴミは窒素分も多いので、炭素分の多い乾いたものを入れると程よく水分も調整され、発酵が上手に進みます。時々、米ぬかを入れて、よくかき混ぜれば、さらに微生物の活動も盛んになります。容器が一杯になったら、秋冬の土づくりに使えます。畝を掘って鋤き込めば、翌年にはおいしい野菜ができますよ。
 臭い物に蓋をせず、「持続可能な」“sustainable”循環をさせましょう。

2021年09月24日