「肥料販売業者」になりました!

 里山の資源を有効に使う栽培方法が「里山農法」。すみれ自然農園食堂が大切にしているのは、自然との共存です。大地・水をいつまでも、きれいに守るため、土に施すものも優しいものを利用しています。その一つがもみ殻をゆっくり、いぶして作った「燻炭」です。昔は、田んぼで作る光景が見られたとのことですが、今では作る農家も稀になりました。これまで農家の経験をもとに、土作りに「よいもの」として伝えられてきましたが、今は、科学的にその有効性(*)が証明されています。しかし、その材料となる「もみ殻」も使い道があまりないということで「産業廃棄物」として処理されてしまうこともあるとのことです。

 すみれ自然農園食堂は、地域の資源を見直し、有効に循環させるために『もみ殻燻炭』(特殊肥料)の生産・販売計画を立て、長野県知事あてに届出をしました。今回、この計画が受理され、「肥料販売業者の証」を頂くことができました。

 一歩ずつ、一歩ずつオーガニックの「輪」を広げていきたいと思います。

*もみ殻燻炭の有効性

 土壌改良材としての働きが立証されており、①排水性の向上、②保水性の向上、③酸性土壌のpH改善、④可溶性ケイ酸の供給、⑤有益微生物の増加などの効果があります。また、根がよく発達し、細根や根毛が増えることもわかっています。

2018年11月28日