「半農半Ⅹへの道」(新規就農・農ある暮らしのご案内)

半農半Xとは、1990年代半ば頃に京都在住の塩見直紀氏が提唱してきたライフスタイルで、「農業収入の他に、兼業収入を加えて生計をたてる生活用式」を指します。人口減少時代の到来により、これからの日本は、「農業振興」から「農村振興」へシフトする可能性があります。

・「地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」(令和2(2020)年6月施行)により、都市から農村へ移住し、農業と別の仕事を組み合わせた半農半Xの取組みが、少しずつ広がっています。この法律は、総務省と厚生労働省が所管ですが、農山漁村地域での活用が見込まれています。

・農林水産省も人口減少地域の活性化につながるとし、この法律の活用を推進しています。さらに、小規模経営の参入や農業所得の安定・向上と「X」になる農村資源を活かした新たな事業の展開を両面で支援する必要性も提示。

・ここ長野県でも、この動きを見据え、半農半Xなどの「農ある暮らし」を推進しています。

・田舎に移住して新規事業をしながら生活するには、1つのことだけでは、十分な収入を確保できない場合がありますが、色々なことができると可能性が広がります。1つ得意分野の土台(一芸)になるものがあって、趣味や楽しみである色々なことを組み合わせた上で、それが収益になると田舎暮らしが非常に楽しくなります。趣味や楽しみが「農」や「里山」である人は適任かもしれません。そして、野菜の栽培、山菜やキノコの収穫ができれば、「食」に困ることはありません。

・色々なリスクがある「都市」からの脱出を考えている皆さん!

・未来構想が整い、将来的に地球にやさしい農業と組み合わせて、自営業として地域特性や地域資源を活かした多様な複合経営をしたいという意志が固まり、「半農半X」を雪少ない南信州の美しい「伊那谷」で実現したい方は、

・ぜひ、「長野県里親農業者」に登録されている、すみれ自然農園食堂まで御連絡下さい。

・自らの頭で考え、決断・行動できる人に明るい未来が開けます。

・これからの時代は『平らな道を歩く日常能力より、坂道でも山の中でも、どんどん歩ける強い足腰を持つことが大切です。』

(注)「無知・無理・無謀」な起業は、必ず失敗します。新規就農の希望と計画がある方は、就農前に商工会議所などが主催する「創業スクール」を受講することをお勧めします。