野良まわり

 夏の時期は、草や虫たちの活動が盛んになる頃です。この時期は、作物や大地の様子を見るために、晴れの日は一日一度の「野良まわり」をします。昔は「主(あるじ)の足音は肥し(こやし)より効く」といったそうです。「百の肥しより一時の旬」・・・、その時、その時の手間と手当を大切にしてきました。ぷらぷら歩いているだけに見える野良まわり。実は、野(畑)を良くする立派な畑仕事です。

 野との会話は、楽しいもの。そして、野での新しい出会い(発見)が、百姓の生きる力(技能)を高めます。

2022年07月11日