【コロナ後を考える】地方のレストランが歩む道
1 地域の飲食店の役割は・・・
これからの観光は「街にいい飲食店がある」こと。私たちは「地域のレストランは、地元を引っ張っていく牽引的な役割を果たすべき」と考えています。地元から「原価削減よりも、豊かな食、地域の農業のことをもっと考えていこうよ」という料理人が増えれば、地方はもっと変わると信じています。
2 話題となるヨーロッパの小さな観光地
今、イタリア、スイス、スペイン、フランスなどの「小さな町」が世界中の人に人気です。美食家たちをターゲットにし、飲食業を高度に発展させ、「稼ぎ」をしっかりと第一次産業に「還元」し、地域全体を支える「循環」の仕組みで、町や村の「繁栄」に繋げています。
3 地方のレストランが持つべき魅力は?
料理人の一皿の上には「第一次産業」の全てが載っています。そして、それに携わる人たちの人生が託されています。都会の有名シェフにも作れない、そんな料理が食べられるのが地方のレストランの魅力。訪れれば本物に触れる豊かな「食」の世界が広がります。
その魅力は・・・、
① 料理人が選んだ新鮮な食材、安心・安全で、おいしい食事を楽しむことができる。
② 地域の「農産物」が理解でき、その「地域」を知ることができる。
③ 地域の「食文化」を楽しむことができる。 など
4 地方のレストランとして大切なこと!
田舎の料理人が単に食事を提供する飲食店というだけでは、何の土産話にもなりません。他とは違う特徴や魅力などの「話題性」をどうアピールするのか、工夫が大切です。地方のレストランは、いかに「美味しいもの≒気持ちのよいもの」の提供ができるかではないでしょうか?
人口規模や不便さを言い訳に、あきらめてはいけません。
まさに農家レストランには、収穫後、直ぐに調理して提供できるなど、作り手の顔を知ることができる安心感があり、穫れたて新鮮な旬の農作物を食材とする強みがあります。そして、「食」への意識が高い層などから注目され、しっかりと「地域の魅力」を発信できる素地があると思います。
私たちは、コロナ後を考えて地域のために、しっかりと歩みたいと思います。