小農の挑戦・・・

 飯島町が進める『1000ha自然共生農場づくり』、これは、未来を見据えた政策だと思っています。

 今、世界情勢を見ると①人口増加、②地球温暖化、③農地面積の頭打ち、④単収の限界、⑤農地の砂漠化、⑥塩類集積による不毛化、⑦肥料原料の高騰などの要因が、地球的な「食料危機」のリスクとなっています。加えて、過剰施肥よる「水」汚染や野菜に蓄積する「硝酸塩」などの環境や健康に関わることも問題化しています。
 このため、各国で環境にやさしい農法の普及が急がれています。また、輸送に伴う環境汚染を少なくするため、地域で取れたものを地域で消費しようという考えも広がっています。

 では、自然と共生する農法とは、どんなものでしょう?
 自然の循環に逆らわず、それを使用して食物を生産しようとする「農」の技です。有機農法を思い浮かべる人も多いことと思います。

 実践農家は少ないですが、この農法は難しいのでしょうか?
 「技」のポイントは、微生物の「棲みか」を増やすことと、病害虫発生の「誘因」を知ることだと考えています。微生物の研究は、日進月歩。新しい知見が未来を開くと確信しています。

 ぜひ、すみれ自然農園食堂のチャレンジを応援して下さい。

  ★このブログの内容は、「いいじままち議会だより」(第87号 令和元年10月15日)に掲載されました。

2019年10月01日